製品情報
AdBlue® /DEF/ ARLA 32 とは?
AdBlue ®はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標であり、主にヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで称される名称です。アメリカではDEF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)、ラテンアメリカではARLA 32と称されています。
AdBlue® /DEF/ ARLA 32
は、SCRシステムによって排気ガス中の窒素化合物(NOx)を簡単に削減できる高品質尿素水です。
AdBlue® /DEF/ ARLA 32は、不純物の無い精製水に尿素を約32.5%溶かした高濃度の尿素水です。非爆発性、不燃性、また自然にも無害な製品であり、運送可能な液体の中でも最も安全な分類に属するため、安心してお取り扱いいただけます。手にこぼした場合も、で洗うだけで問題ありません。また、燃料や燃料添加剤ではございません。専用容器を積んだ大型車で運ぶことが望ましく、ディーゼルやガソリンなどの給油方法のように液体を補充してご使用いただけます。
排気ガス制御
SCRシステムについて
SCRシステムとは選択的触媒還元の略であり、排気ガスに尿素水(AdBlue® /DEF/ ARLA 32)を噴霧することでアンモニアによる還元反応を利用して、窒素酸化物(NOx)を無害な窒素と水に分解します。ディーゼル車から排出される窒素酸化物(NOx)や粒子状物資(PM)に対してかけられている新たな規制を解決する為に、大型車の大手メーカーのほとんどが、こちらのシステムの搭載に取り組んでおります。こちらのシステムに競合するテクノロジーは存在しますが、コスト面とCO2を多く排出するという点において劣っている為、最もコストパフォーマンスが良く、窒素酸化物の軽減に繋がるには、SCRシステムが最適です。このSCRシステムに置いて、最も重要な役割を果たすのが精製水に尿素を約32.5%溶かした高濃度の尿素水(AdBlue® /DEF/ ARLA 32)です。この液体を排気ガスに噴霧することでアンモニアによる還元反応を利用して、窒素酸化物を無害な窒素と水に分解し、大気汚染や地球温暖化を抑えることに繋がります。
ヨーロッパで製造されている大型車(DAF、Mercedes Benz、IVECO、MAN、Renault、Volvo、Scania)はユーロ5、ユーロ6、そして新たに掲げられたEU環境問題基準をクリアする為に率先してSCRシステムを取り入れております。SCRシステムには窒素酸化物を軽減すると同時に自動車の燃料消費量を抑えるという、2つの特徴があります。
NOVAX® はアドブルー/DEF/ARLA 32を販売する為の商標登録名です。
SCRシステムを搭載したディーゼル大型運送車の構造図です。
SCRシステムを搭載した車のOBD:運転手にアドブルーの残量を知らせます。